「GODZILLA-ゴジラ-」の話 全編

夜が暑い、、眠れない

オンボロエアコンがごうんごうん言いながら頑張ってくれていますが、それでもなかなか寝付けない夜です。

眠ろうと頭の中を散歩していると
ふと、週末に観て来たゴジラのワンシーンを思い出した。

そう、今度のハリウッド版ゴジラね、観てきたんですよ。
もうなんかね、言いたいことがありすぎて、、、
思い出し始めたらもっと寝付けなくなりそうな、、、



言いたいことは一つ!
今回のゴジラ

ゴジラ的な何かは出てくるんだけれども、
決して『ゴジラ映画』ではなかった!」

のです((((;゚Д゚)))))))



*以下、「GODZILLA-ゴジラ-」のネタバレ含む感想です。



日本の生み出した特撮映画の決定版、ゴジラの海外リメイク映画はこれが二作目(アニメはいっぱいありますが)。
最新のCGで描かれたゴジラの躍動感とスケール感はとても生々しく、その生態の設定やデザインもより生き物的ディテール(水かき!とかね)を施された新ゴジラは新鮮でした。
「リアルな巨大モンスターが現在の大都市に現れたら街は、人々はどうなるのか」を追求しようとしたリアリティへの挑戦が随所に見受けられました。特にスーパー兵器などのファンタジーは抑えめで、普通の戦車や空母で迎え撃つという構図は自衛隊員たちの泥臭さもあって好きです。ガメラシリーズなんかがそうだよね。ラストで本来なら倒すべき怪獣に向かって、名もなき兵が敬礼!とかね


しかも今回は、前回のハリウッド版と違い、敵怪獣とのバトルがある!古代から蘇った怪獣「ムートー」は電磁波を操り、放射能を吸収する(?だっけ)強敵。近づくだけで
戦闘機や空母が無力化されてしまうムートー、打つ手はあるのか!?
怪獣の設定もややっこしいものはなく、昭和ゴジラウルトラ怪獣などによくみる子供が見てもなんとなく飲み込める設定で親しみが持てました。

あと今回は、メインキャラクターのケン・ワタナベならぬ、芹沢博士。彼の名前は1954年版の初代「ゴジラ」で打つ手がないと思われたゴジラを葬り去った科学者の姓です。
ファンからすれば、ゴジラに出てくる科学者と言えばセリザワ博士!というほどの名キャラ。そんな人物を盛り込んで来るなんて、監督わかってるじゃん!と期待を膨らませたのでした。
今回の芹沢博士は、父親を広島原爆で失うという過去を持ち、ゴジラ映画で不可欠な「反戦反核」のテーマを映画に持ち込んでくれる人物でもあります。
やっぱゴジラ映画はそれがないとね、、


しかし、それらの幻想は、
映画を見て行くうちに、幾つものポイントで少しずつ崩れ落ちていったのであった、、、

続く