凄まじい映画「チャイナ・シンドローム」


本編より

タイトルは知ってたけど観た事はなかった作品。原発事故を描いたサスペンス映画。
女子美術大学で3・11後に関するラジオや記事の製作をしている姉が借りてきたので俺も観てみた。
タイトルの意味が分からなかったけどかなり凄い意味だったので一部紹介↓

原発事故の状態のうち、核燃料が高熱によって融解(メルトダウン)して原子炉の外に漏れ出すメルトスルーと呼ばれる状態を意味する本作独自の造語で[1]、もしアメリカ合衆国原子力発電所メルトダウンを起こしたとしたら、融けた燃料が重力に引かれて地面を溶かしながら貫いていき、地球の中心を通り越して反対側の中国まで熔けていってしまうのではないか、というものである。なお、この造語は映画を通じて一般にも浸透することとなったが、チャイナ・シンドロームなるものはあくまでブラックジョークであり、原発事故でメルトダウンが起きたとしても、実際には核燃料が中国まで到達するようなことは起きない>(wikiより抜粋)

この映画ほど見終わった後に全身をにのしかかるような重さを感じた事はなかった。
それくらいまでに衝撃的だった作品。
映画なので、制作側の善悪の区別や意思が入っている(どんな作品でも作り手の意思は必ずあって、完全に自然で公平な表現などないのかもしれない)が、この物語の後の世界がどのようになったか、顛末は明確にされない。

だがこんなにも見入ってしまう映画は今までなかったし、鑑賞中に「より多くの人がこれを観るべきだ」と思った作品はなかった。観賞後にこんなにも考えさせられてしまう作品も。
実際に福島を訪れた時や、原発関連のドキュメンタリー・映画を観た時とも違っていた。


33年前の映画であったが、現代をそのまま映しているので、ぜひ観てもらいたい。